XMで出金の際、なるべく手数料の安い銀行や処理の早い銀行を使いたいという方も多いのではないでしょうか。出金に最適な銀行を考えることは、余計な金銭的・時間的コストを抑えるのに役立ちます。
今回は、XMの出金に向くおすすめ銀行を紹介します。手数料の安いおすすめ銀行と、出金処理の速いおすすめ銀行の目的別にお伝えするため、自分に合った銀行が見つけやすくなります。
XMから出金できるおすすめ銀行はどこ?出金手数料の比較
XMから出金する際に利用できる主要銀行は以下の通りです。
- りそな銀行
- みずほ銀行
- 三菱UFJ銀行
- 住信SBI銀行
- ソニー銀行
XMは海外FX業者となるので、入出金の際は海外送金を行わなければなりません(電信送金ともいう)。海外送金は国内送金とは異なり複数の中継銀行を介す必要があり、仲介手数料を支払わなければなりません。
XMでは、出金する際にかかる手数料は基本的にXM自身が負担します。ただし、XMが負担するのは送金元の銀行で発生する手数料のみです。上記の仲介手数料など、送金元以外から発した費用はトレーダー自身が用意する必要があります。ユーザーにわかりにくいことから「隠れ手数料」とも呼ばれているため、注意してください。
上記5つの銀行のいずれかで出金したお金を受け取る場合、仲介手数料は一律2,500円です。仲介手数料こそ同じ金額ですが、各行の振込手数料は異なります。海外送金にて出金を行うときは、仲介手数料のほかに振込手数料も必要になることを覚えておきましょう。
XMで利用できる銀行の振込手数料は以下の通りです。
銀行名 | 振込手数料 |
りそな銀行 | 220円 |
みずほ銀行 | 440円 |
三菱UFJ銀行 | 330円 |
住信SBI銀行 | 160円 |
ソニー銀行 | 220円 |
【目的別】XMのおすすめ銀行
XMの入出金には、なるべく自分に合った銀行を選ぶようにしましょう。出金手数料の安さや手続きのスムーズさなどを基準にして選ぶことをおすすめします。
ここからは、XMのおすすめ銀行を紹介します。
出金手数料の安さで選ぶなら住信SBI銀行
出金手数料の安さで選ぶ場合、もっとも振込手数料の安い住信SBI銀行がおすすめです。
海外送金において国内銀行宛てにお金を送る場合、間に挟む決済会社に仲介手数料を支払います。この仲介手数料は一律2,500円なのでどの銀行を利用しても変わりません。よって、銀行向けの手数料である振込手数料でもっとも安い銀行を選ぶとよいでしょう。
住信SBI銀行の振込手数料は160円で、XMで利用できる主要銀行のなかでも最安値です。
出金手続きの速度で選ぶならソニー銀行
出金手続きの速度で選ぶ場合、もっともスムーズに手続きができるソニー銀行がおすすめです。
海外送金はXMと銀行との間に中継会社を挟むため、諸々の手続きの関係で処理に時間がかかります。はやければ2~3営業日で処理は終わるものの、時間がかかるときは5~7営業日ほど待たなければいけません。
ソニー銀行は最短の2~3営業日で着金することも多く、ほかの銀行に比べて手続き速度の面で有利です。急ぎの出金があるときはソニー銀行を利用するとよいでしょう。
XMでおすすめできない銀行口座
XMでおすすめできない銀行口座は以下の2つです。
- 楽天銀行
- 海外送金サービスに対応していない銀行
楽天銀行の場合は、普段の資金管理用の銀行口座としてなんら問題はありません。しかし、ことXMやFXの入出金用口座としてはいささか問題があるので気をつけてください。
楽天銀行
XMの入出金用に楽天銀行を利用してしまうと口座凍結のリスクがあり、決しておすすめできません。
楽天銀行は事業目的の資金受け取りには対応しておらず、高額の資金を入出金すると口座が凍結されるケースもよく耳にします。
ただでさえレバレッジが最大888倍まで設定できるXMです。出金をする際に高額な利益が発生していても決して不思議ではありません。そのまま利益を楽天銀行の口座に移し替えようとすると口座凍結のリスクをかぶってしまいます。
もちろん出金手続きのすべてが凍結してしまうわけではないものの、XMを利用する際はなるべく避けておいたほうがよい銀行といえるでしょう。
海外送金サービスに対応していない銀行
XMの入出金は海外送金が必要ですが、銀行によっては海外送金サービスに対応していないことがあります。以下の銀行はXMでは利用できないので注意してください。
- ゆうちょ銀行
- みずほ銀行(インターネット支店)
- ジャパンネット銀行
- セブン銀行
- じぶん銀行
- 新生銀行
上記の通り、ネットの銀行は海外送金に対応していないことも珍しくありません。少し面倒ではありますが、以下の対応した銀行を使うようにしてください。
- りそな銀行
- みずほ銀行
- 三菱UFJ銀行
- 住信SBI銀行
- ソニー銀行
XMの入出金は電信送金とカード・デジタル決済のどちらがおすすめ?
XMの入出金は海外送金(電信送金)がおすすめです。
XMでは海外送金のほか、次のような入出金方法が使えます。
- 海外送金(電信送金)
- クレジットカード・デビットカード
- bitwallet(ビットウォレット)
- STICPAY
- BXONE
海外送金に比べ、クレジットカードやデジタル決済は入出金処理が非常に速いメリットがあります。しかし、同時に入金額と同じ金額分しか引き出せないというデメリットも抱えています。つまり、XMで利益が出ても、クレジットカードやデジタル決済ではその分を引き出せないということです。
FXの利益分を引き出すには海外送金を使うしかありません。FXは利益が自分の手元に入って初めて収入となるため、必ず海外送金できる銀行を用意しておきましょう。
XMで出金できない場合の対処法
XMで出金できない場合、次のような対処法をお試しください。
- 入出金は同じ方法で行う
- XM登録者と口座保有者の名義を確認する
- 証拠金維持率が150%を下回っていないか確認する
- 出金時の情報入力ミスに注意する
海外FX業者であるXMは、国内FX業者と性質が異なることもあります。基本的に出金の際は海外からの送金が基本となるため、トラブルが起こりやすい環境です。以下で詳しくお伝えする対処法をよく覚えておきましょう。
入出金は同じ方法で行う
XMでは入金と同じ方法でしか出金ができないルールなので、必ず入出金は同じ種類を選びましょう。海外送金で入金した場合は出金も海外送金、クレジットカードで入金した場合は出金もクレジットカードという具合です。
入金と出金方法を統一するのは、テロ資金対策やマネーロンダリング対策をとっているからです。
もしXMで出金できないトラブルが発生したら、入出金方法が統一されているか確認してください。
XM登録者と口座保有者の名義を確認する
XMから出金できない場合は、XMに登録した名義と口座を保有する名義を確認しましょう。
XMで出金できるのは、登録者した本人名義の口座のみです。入出金方法を統一するときと同様、テロ資金対策やマネーロンダリング対策の役割があります。もちろん家族であっても別名義への出金はできません。
証拠金維持率が150%を下回っていないか確認する
XMで出金できない場合、証拠金維持率が150%を下回っていないか確認してください。
XMではポジションを保有した状態でも出金手続きが可能です。ただし、ポジションを保有した状態では、証拠金維持率が150%以上でないと出金はできません。
証拠金維持率は以下の計算式から求めるか、XMの公式ページから簡単に算出することができます。
- 証拠金維持率=有効証拠金÷必要証拠金×100
出金時の情報入力ミスに注意する
出金する場合は情報の記載ミスに注意してください。海外送金は英語表記で手続きを行うことが多いため、以下のようなミスが発生しやすいからです。
- 入力文字のスペル間違い
- 住所の末尾に「Japan」の記載が漏れている
- 氏名を逆に入力してしまう
入力時にミスがあるとスムーズに出金できません。海外送金に慣れるとミスも減ってくるため、最初のうちはよく確認しておくようにしましょう。
まとめ
XMの出金に向くおすすめ銀行は、手数料の安さを意識するなら住信SBI銀行、手早く処理したいならソニー銀行が最適です。
XMはほかにも出金する手段がありますが、カードやデジタル決済は利益分を引き出すことができない点に注意してください。しっかりとFXの利益を受け取るためにも、やはり海外送金できる銀行口座を作っておくことをおすすめします。